こんにちは。本来のあなたらしさを放つお手伝いをする、スピリチュアルヒーラー美帆です。
先日栃木県の塩原塩釜へ旅行に行きました。理由は色々重なっていましたが、3月で仕事が一区切りつくので、リセットするために行こうと思ったのがきっかけです。
旅行は、見た事のない世界や文化に触れて自分の世界観が広がったり、その土地と結びついた人たちと会話したり、巣を離れることで冷静に振り返る余裕ができたりするので、好きです。
私の一番の目的は、スピリチュアルな成長です。何が待っているかは分からないけれど、惹かれるものがある…という時、それはその場所と自分が何か引き合うものがある時です。そこへ行くことで学びがあり、求めていたものを得て帰ってきます。今回も体調が回復するなどの奇跡を経験し、大満足な旅でした。
新しい場所に行くのは不安とか、なんでわざわざ遠いところに行くの?という方もいるので、私の今回の旅行を例に挙げながら、「旅でスピリチュアルな刺激を受ける心得・コツ」みたいのをシェアできればと思います。
よくトラベルガイドや観光案内センターなどで聞く、「計画を立てましょう」とか「お勧め観光スポット」といった世間一般の視点ではありませんので、あくまでスピリチュアルな成長をする旅がしたい、ということに興味のある方向きになるかと思います(笑)。
<旅でスピリチュアルな刺激を受ける心得・コツ>
①それは思いついた時から始まっている
スピリチュアルな視点において最も重視するもの、それはどんな根拠のないことでも、思いついたことや気になる情報を見つけた時に、それを「受け取る」ということです。
例えば、私は自然に囲まれたい、と思っていたので、「渓谷」が思い浮かびました。渓谷なんて昔1回行ったことがあるのに、なぜその時思い浮かんだのかも不思議です。
関東で調べると栃木の塩原の近くに1件あったのですが、そこまで往復で行く交通費の予算が足りないと思っていました。さらに、その近辺は一人で宿泊できる宿が限られていました。範囲を少し広げて調べていくうちに、バスで行ける範囲で、宿を見つけました。一人で宿泊できて、しかも池袋からの往復でバスが出ており、通常の半額以下のキャンペーンを実施中でした。
このように、直感や思いつきを受け取るということは、必ずしも現実的にすんなりいくとは限りません。後で述べるように、それにも理由があります。しかし、直感や思いつきはスピリットガイドからのメッセージです。なんだか諦められない、と思ったら、自分が望んでいるピンポイントなことではなくても、そこに現実的に近付けるところまで範囲を広げて探しましょう。
また、土地にもエネルギー(精霊)があります。人のようなものです。行きたいと思ったり、計画を立て始めた瞬間から、私たちはスピリットで繋がります。その瞬間から、あなたが調べたり受け取ることは始まります。
その場所が自分の成長にとって適切ではない場合、無意識にスピリットがブロックする合図を送ります。例えば私はその渓谷へ行こうとして、カフェで道を検索しようとした時、それを遮るように仲の良い友人からメッセージが入りました。また、バスで塩原へ向かう途中、林の中にいるにも関わらず、しばらくご無沙汰していたミディアムの(霊感がある)友人からもメッセが届き、「旅行に気を付けて」というメッセージが届きました。
こういったブロックは、友人や周りの人の言葉で来ることもあれば、「なんか行かない方がいいかも」という自分の気持ちにも現れます。別にその時は呼ばれていないと思えば良いだけで、良い意味で今回の旅行の目的とは違うのだな、とあきらめることで、新しい、より良い道の扉が開きます。
逆に、そちらには是が非でも行った方がいい、というアドバイスも届きます。外出は自粛した方がよいと考えている人がいて、その人からも連絡があったのですが、タイミング良くスマホの通信が切断され、私が何度返事しようとしても、送信できませんでした(^^;。ここまで露骨なケースは少ないかもしれませんが、それだけ私にとっては大切な人だったので、影響を受けていたらホテルに着いても中にこもるかもしれないと思って、スピリットガイドが止めていたのでしょう。
②行ってから気付くこともある
土地にもエネルギーがあるので、体がその地に着くと、無意識にそこのエネルギーを吸収します。遠くからでもスピリットで繋がっていても、体がそこに行くことで、より濃く感じるようなイメージです。
よく山や海に行ったときに大きく伸びをしたくなりますよね。あんな感じです。
そこの自然の空気やエネルギーに触れて、開放感を味わいます。
その土地に結びついた人たちもまた、その土地のエネルギーの伝達者です。また、観光関係の人でしたら、色々現地の人が知っている情報も教えてくれます。
私の今回の旅で、その渓谷のことを宿の方にも相談したところ、最後のとどめのようにそこは遠いからやめたほうがいい、と言われました。仕方がないので、「ここからでも散歩がてら行けるところありますか」と尋ねたところ、今度はぱっと目を輝かせて、そこの宿を通っている散歩道を教えてもらいました。
箒川沿いを通るその道は、川の清らかな空気が流れていて、色々な鳥も見られて楽しい道のりでした。そして楽しみながら道なりを歩いていると、「塩原八幡宮」という看板を見つけて、逆杉があるらしいということを頂いた地図で知りました。急な上り坂だったので少し躊躇しながら、下にコンビニがあったので、今晩のご飯に買ってからいこうか…等と考えつつ、全く期待しないで上がっていきました。
人影のない小さな神宮でしたが、鳥居をくぐる直前からお腹が一杯になる感覚になり、さっきまでご飯のことを考えていたことが頭からすっかり抜けました。中へ進むに連れて、胸の中心がこじあけられて中に一本の清流が流れ込んでくるようなエネルギーを感じました。後から読んで知ったのですが、塩原八幡宮は神水と神木があると言われている「パワースポット」でした。
「誰かから命を分け与えられている」。そんな気分になって感銘を受けて、涙がこみあげてきました(人によって体感差はあると思います…。)
お賽銭箱の近くにきて、はじめて巨木の杉の木が目に入りました。約1500年という歴史のある木だそうです。夫婦杉で、ペアになった、相生の木、という説明書きが添えてありました。太い枝が垂れているのが多いことから逆杉と呼ばれているようです。
そこに石碑があり、この神宮ができた由来が書かれていました。漢字が多くて読めない部分もあったのですが、なぜか一字一句読みたくなり、根気よく読みました。源家の方が戦の時にここを通った時に、霊感を感じ、その後戦に出て勝ち、後にここに神宮を立てたという内容でした。彼にとっても、戦いで勝ち残り、ここで命を与えられた場所として考えたようでした。そこの部分を読んだ時に、私の中で繋がっていた、ある「落ち武者」の方が出てきて、負けて悔しいという強い闘志を感じたのち、木をつたって天に上がって行きました。
戦争のあった土地は、勝った人も負けた人もいて、負けた人、おいて行かれた人の悔しさもあれば、自分の力を越える自然の力によって、命を与えられる人もいることを学びました。私がその落ち武者と繋がっていたのは、私自身がその時に経験していた今の職場からの卒業とも関係していて、共通した課題がありました。
そういうわけで、渓谷から逆杉に予定を変更することで、この地が呼んでいたところへ無事にたどり着くことができました。そこの近くに流れる湧き水は、手で触れてからしばらくあともずっと手に暖かな感覚が残る不思議な水でした。巨木が育つ理由は、栄養豊富な水なのかな、と思い立ち、それから那須のおんせん水や地元のコンビニで買った水を飲み始めました。
それが良かったのか、今月頭に風邪を引いて咳が残っていたのがすっかり止まり、遅れていた生理も戻りました。私がここに来る前に望んでいた「リセット」が叶い、体調まで回復して帰宅しました。
もちろん、計画通りにすべて進む旅も、あります。自分が望んでいるもの以上のものが発見できるかもしれない、というのも旅の一つの醍醐味ですから、地についてからやりたいな、と思うことがあったら、はみ出して冒険してみましょう。
③旅疲れしないように必要な時に休む
はしゃぐ子供のように、楽しい時はずっと遊んでいたいと思うものです。
疲れていないと思っても、長時間の乗り物や良く動いた後は、一息ついて休みましょう。食事も大切です。栄養や酸素が体に行き渡ることで、いらぬ事故を防ぎ、安心安全に、そして自分が求めるものを引き寄せる力が出てきて、素敵な旅となるでしょう。
これから旅行に出かけるみなさんの安全と、素晴らしい成長の旅となることを祈っています。
美帆